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ある日の事件・・・
冬休みも間近なある日。
その日は、アイのクラスで「クリスマスお楽しみ会」を
やることになっていました。
アイは、なんと「司会」をやるそうで、
前日から、何度も
「これからクリスマス会を始めます。
 1,はじめのことば、○○さん、お願いします。・・・」云々と
司会の言葉を繰り返していました。
「別にそれ覚えなくても、読めばいいんじゃない?」と言っても
既に覚えたらしく、何度も得意げに言ってました。

あまりにはりきって興奮したのか、
当日は、いつも起こさないと起きないのに
5時半に起きてきてしまいました。
そのまま二度寝もせず、ハイテンションでスタート。
それはいいんだけど、
睡眠時間が短くなると、夕方疲れて、また
グダグダわけのわからないこと言ってトラブルのではと
ちょっと(かなり)気になりつつ、出かけました。
ここ一週間は何とか帰りもまあまあスムーズにできたのに。

そして、案の定、帰りの車に乗り、携帯を見ると、
ばあちゃんからの留守電。。。「あー、やっぱり。」
いつものように、留守電メッセージには
「まだ帰ってこないんだけど・・」とだけ。
児童館の先生もどうしても困るような時には、
職場に電話をもらうことになっていたので、
そういう電話はなかったし、
私も会議で遅くなり、もうその電話が入ってから
2時間ほど経っていたから、
さすがにもう家には帰っているだろうと
おばあちゃんに電話入れてみました。

すると・・・
「もう、今日は大変だったの。今までにないことがあって。」
やはり帰りにグダグダして、
なんと、防犯巡視員の方の家(いつも声をかけてくれる
おじいちゃんの家の近くですが、今まで一度も行ったこともないのに)に
あがりこんだとか。その方に「もう帰りなさい。」と諭され
やっと家まで帰ってきたものの、
今度は玄関先で座り込み、中にはいろうとしない。
挙げ句の果てに、「おばあちゃん大キライ!」と言ったというのです。

おばあちゃんは、その言葉にショックを受けて
「こんなに一生懸命やってきたのに、そんなふうに言われるなんて、
 もう私もガックリきて、何もする気がしなくって。もう構わないでいたの。
 いつもならおやつあげるんだけど。アイの方も、それを察してか
 何も言ってこないし。もうどうしていいかわからない。。。」

それはそうでしょう。ほんとに、おばあちゃんにしたら、
毎日一生懸命世話してくれていたのに、
そんな言葉を言われたら、ガックリきてしまうのも当然です。
私もショックでした。
アイがおばあちゃんを傷つけるようなことを言ってしまったことに。

よくダウン症の子は天使のようとか
ショウガイのある子(人)は人を傷つけたりしないとか
言われるのに。
全然天使なんかじゃありません。
「普通に」悪い子にだってなります。
それはいいんです。

時に悪い子になったっていいけれど
あるいはいつも怒ってばかりいる私に対して言うならわかるけれど
ほとんど叱ることもなく、やさしいおばあちゃんに向かって
そういう言葉を言ったことが、ショックでした。
人に責められたり悪く言われたことなどないおばあちゃんにとっては
こんな言葉は相当ショックだったことを思うと
せっかくおばあちゃんも頑張ってくれてきたのに
また気力を失わせてしまうのではと、それが心配でした。

いつもの私なら、こんな報告を聞いたら
もうカッカとなって、「なんでこんなことしたの!!」と
頭から怒鳴りつけるところだったと思います。

でも、この日は、帰りの車に乗ってすぐ聞いて
家に着くまでの帰る道中、考える時間がしばしありました。
アイを怒鳴って責めても、その時だけのごめんなさいで、
なんにも理解できないままに終わるだろうと思いました。
どう話したら、アイに伝わるだろうかと考えました。

家に帰り、おばあちゃんは疲れた様子でした。
アイも珍しく大人しくしていました。
おばあちゃんのところで、あーだこーだやってもダメだと思い、
お詫びだけして、
さっさとアイを2階に連れて上がりました。

それでも、最初は全然そのことには触れず
むしろ明るく「今日のクリスマス会どうだった?」と聞きました。
「楽しかったー。アイちゃん、しかいしたんだよ。」と
嬉しそうでした。
夕食を食べながらも、クリスマス会の話を聞きました。
くじのお店をしたこと。
ジングルベルの歌をうたったこと。
楽しそうに話してくれました。

夕食後、宿題プリントが終わったところで、
本当はあとは計算カードと音読カードがあるのだけど、
この日は、それはお休みすることにして、
「アイちゃん、お母さん、ちょっとお話があるの。」と言って
横に座らせました。
そして紙に大きなハートを描いて、
「これね、お母さんの気持ちだよ。」と言うと
なんか楽しいこと始まると勘違いしたアイが
「アイちゃんもかく~。」と
自分もハートを描きました。
「お母さんね、今日アイちゃんが
 クリスマス会の司会上手にできたって聞いて
 とーっても嬉しかったよ。
 だから、ハートもピンクに塗るね。」と
ハートの一部をピンクのペンで塗りました。
アイもまねして、自分のハートを塗ります。
「そうだね。アイちゃんも今日楽しかったでしょう。
 楽しい気持ち、嬉しい気持ちはピンクで塗ってみて。」
というと、いっぱい塗っていました。
「それから、今日は宿題のプリントも
 お母さんが言わないうちにやって
 それもすごーく嬉しかったよ。」
と言って、さらにハートを塗りつぶしていきます。
 「あと、アイちゃんが、クリスマス会で
  お友達にお菓子をいっぱいもらって、
  (本当は持って行ったお菓子と交換するはずだったのですが、
   アイは大きい袋を開けられなかったのか、自分のは開封もせず
   お友達にもあげずじまいだっったのが、後でカバンを見てわかったのですが) 
  楽しかったの良かったなーと思って、嬉しかったよ。」と
どんどんピンクに塗っていきます。

そして、「でもね。」とちょっと口調を変えて
「今日は、悲しい気持ちもあるんだ。」と
今度は青色のペンで少し塗り始めて
「お母さん、嬉しいこともあったけど、
 とても悲しい気持ちにもなったの。なんでだと思う?」
と聞きました。
アイは黙りこみました。

しばらくして
「アイちゃん、今日は学校からすぐ帰ってきたかな?」と聞きます。
「ううん。△△さんところに行った。」
「お迎えの○○さんは、アイちゃんがあちこち寄り道するから
 いっぱい歩いて、帰るの遅くなっちゃったね。
 帰りはさっさとおうちに帰ろうねって約束したよね。
 どうして寄り道したの?」
「疲れたの。」
「うん、だったら、よそのおうちより、早く自分のおうちに
 帰ってきた方が、おやつも食べられるし、テレビも見られるし
 いいんじゃない?」
「うん。」
「それから、家に帰ってきて、どうしたの?
 すぐおうちの中に入ったのかな?」
「・・・おばあちゃんにキライって言った。」
「それだよ。お母さんが一番悲しいなって思ったのは。
 アイちゃんは、誰かに『大キライ』って言われたら嬉しい?」
「いやだ。」
「そうだよね。キライって言われたら、悲しくなっちゃうよね。
 おばあちゃんはどんな気持ちだったと思う?」
「かなしい気持ち。」
「そうだね。いつもアイちゃんにおやつくれたり、
 いっぱい遊んでくれて、大好きなおばあちゃんなのに
 アイちゃんがキライって言ったら、おばあちゃん、すごく悲しいよね。
 おかあさんも、悲しいよ。
 おかあさんもおばあちゃん大好きなのに
 アイちゃんがキライって言ったって聞いて、泣きたくなったよ。」
「うん。・・ごめんなさい。」
「おかあさんじゃなくて、おばあちゃんに、ごめんなさいって言えるかな?」
「うん。言ってくる。」

というわけで、一応おばあちゃんには謝らせたものの
本当にアイが理解したのかわからないし、
おばあちゃんが、そんなとってつけたような「ごめんなさい」ぐらいで
ショックがすぐに癒えるとも思えないし、
まだまだ解決にはほど遠いと思いますが、
少なくとも、いつもの私のように、ただ怒鳴りつけてしまわず
ゆっくり話ができたこと、
アイの話も聞き、いい点も認めてあげられたことは
せめてもの良かったことでした。

冬休み前の大波乱?
これでは、冬休みは、夏休みのように児童館に預けないで
2・3日のことだから、おばあちゃんに見てもらおうと
思っていたのに、どうしたものか、少々悩みました。

でも、おばあちゃんもタフになりました。
今までなら、これで参ってしまって
寝込んでしまうなんてこともあり得ると
ひそかにおそれていたのですが、
翌日には、今まで通りアイの相手をして、
冬休みの相談をしたら、
「寒いのに、わざわざ児童館に行かせることないから、
 うちに置いていきなさい。」と一言。
ちょっとホッとしました。

ショウガイのある子はいじめられるばかりじゃない。
うまく気持ちを伝えられないために
それで人を傷つけることもあるわけです。

最初は、かわいがってくれる人(やお友達)たちも、
アイの素直でない言動に接して、ひいてしまったり
反感を持ったりすることがあります。

こういうアイの特性をも含めて、理解してもらい
かわいいだけでない、時に困ったちゃんのアイだけど
それでも愛してもらえるように育てていくには
まだまだ努力しがいがありそうです。。。


 * * * * *

今年のクリスマスは仕事だったので、
チキンやオードブル類は帰りにスーパーで買って済ませました。
でも、せめてサンタケーキだけはと、
アイと一緒にホイップ泡立てて、作りました。
毎年同じで芸がないですけど、
子どもたち(兄ガメも密かに「サンタケーキは?」と
楽しみにしていました)一番好きなので。

サンタケーキ

ごちゃごちゃの家の中ですが、
ギリギリになってツリーも飾りました。
これも随分アイが手伝ってくれるようになりました。

ツリーの前で10


もう片付けなきゃいけないんだけど
今日は兄ガメの友人たちが集まっていて、
リビング掃除できない・・・・
小学生のように、外に出て、雪合戦でもしてこーい!と言いたい母です。
(イマドキ小学生も家でゲームでしょうか・・)



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[2010/12/26 08:15 ] | アイ小学校 | コメント(6) | トラックバック(0)
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コメント
素敵な話し合い!!
拍手の部分に10や100拍手があったら、間違いなく”ボチッ”と押したくなるような、素敵な話し合いでしたね!
相変わらず相方の影さえもない私が”子育て云々”と言えるわけもありませんが、子供が理解しないことを”大人や親の理由で”話しても一向に理解もしないし、怒られた意味も分からない…!と伺ったことがありました。大人のルールを勝手に押し付けても、理解しにくい…。そんなものでした。
カメさんのこころが、アイさんに寄り添って話し合った、素敵な話し合い!本当に感激しました。
[2010/12/27 01:59]| URL | 小澤 勇 #- [ 編集 ]
それ、いただき!
良いわ~。カメさん。
それ、私、もらう^^
切り換えの難しさは、この子達の特徴のひとつだと思います。
でも、納得した時の切り換えの早さ、というのも特徴なのですよね。
だから、きちんとわかるように、納得するようにお話するって、とても大事なことだな・・って思います。
もちろん、この1回でオールクリアにはならないわけで
きっとこの先も何度も何度も同じことをくり返して、何度も何度も同じことをお話しないといけないかもしれません。
だけど、きっといつか、何度もくり返さないようになるのです。
アイちゃんは感受性も強いし、カメさんが悲しい顔をしたらわかるでしょう、
悲しいよ~って言ったら、悲しませないようにしてくれると思います。案外早い時期にね♪

そちらは雪合戦ができるのですね・・・
とっても寒そうですが、うらやましいです!

[2010/12/29 10:04]| URL | tiisai-ninngyo #- [ 編集 ]
今年もよろしくお願いします。
いつも、カメさんのブログを読んで、心が癒されます。前向きで、温かくて、私の心がすさんでいる時は、特に、人間回復という感じです。

私の職場には、ドライな人が多いので、共感できずに、心が下向きになることが多いのです。足の具合も悪く(心の具合?)、退職か迷って迷って、あと一年頑張ってみることにしました。経済的にもゆとりがなくなると、さらに気持ちも暗くなるかなと思ったりして。でも、限界なので、本音を言えば続くか心配です。

アイちゃんが、おばあちゃんが嫌いと言ったのは、言っても愛してくれる人だと知っているからだと思います。うちの姪も甥も三人とも、自分に都合が悪くなると、おばちゃん嫌い、ばあちゃん嫌いと言ってきます。ばあさんは、嫌い嫌いとうるさいねえと応酬しています。私は、嫌い嫌いと言ってくる子供たちに、おばちゃんは、かほちゃん大好きと飛びついて抱きしめます。すると逃げていきます。

人間は言葉で繋がっているのだから、粗雑な言葉は人間関係も不快にするし、傷をつけるので、言葉を大切にさせたいですよね。言霊というくらいだから。

でも、教育相談室で、そういう悪感情を感じることを無意識に抑圧してしまう習慣の、反抗しない「いい子」が身体的な反応(動悸、腹痛、嘔吐など)という形で表現しなくてはならないのをみていると、自分の感情に正直になって、悪態をつけるのも、タフに生きていくには必要なのかなと思ったりしています。
アイちゃんのおばあさんも「いい人」すぎて、身体症状に出るタイプなのかもしれませんね。そう考えると兄ガメくんやアイちゃんは、人生の荒波を泳ぐ力を持っているのかもしれませんよ。
[2011/01/01 23:34]| URL | まこ #- [ 編集 ]
小澤さんへ(再度、名前でいいですか?)
拍手ありがとうございます。

いつもこういう冷静な対応ができればいいのですが、

めったにないから、こうして記事になるわけで・・・

普段はカッカして怒鳴りつけておびえさせて終わり、

というパタンが多いので、ほんと反省しています。

今年はもっと優しい母になりたいものです。。。
[2011/01/09 16:48]| URL | カメ #- [ 編集 ]
tiisai-ningyoさんへ
そうですね~。何度も何度も繰り返しながら
すこーしずつは覚えていってくれるのかなと思います。
こんな悪い言葉も言うアイですが、確かに
人が泣いたりケンカしたりするのを見るのは嫌みたいで
いつも必死に止めに入ったり、泣いていると
頭をなでたりする感受性は持っているので
今回も言葉で引き起こす「悲しい気持ち」というものが
少しでもわかってくれたらいいなと思います。

年末はぐっと寒くなりましたよね。
久しぶりにホワイトクリスマスになりましたが
その雪の中、出勤せねばならなかったのがきつかった~。
でも、母が出勤のおかげで、アイはデイサービスに行き、
たぶん母だったら寒くて家にこもっていたところ
児童デイではしっかり雪遊びもしたようで良かったです。
[2011/01/09 16:53]| URL | カメ #- [ 編集 ]
まこさんへ
コメント遅くなってすみません。
元日に実家に行ったので、読んだのが帰ってきてからに
なってしまいました。
実家にいる間、メールでもしようかと何度か思ったのですが
お正月はご家族や友人と貴重な時間かなと思ってやめました。
でもコメントを見て、やっぱりメールすれば良かったと
後悔しました。だけど、楽しい冬休みを過ごせたようで
何よりでした。人生まだまだ何があるかわかりません。
今からでも新しいこといくらでも体験できると思います。
お互い、これからもいろんな新しい発見をしながら
人生を楽しみましょう。

子どもは怒られたりすると、簡単に「嫌い」なんて言うもので、深い意味があったり、本当に傷つけようと思って言っているわけではないとは思うのですが、あまり人に非難されたことのない義母にはこたえたようなので、今回は大きく取り上げてしまいました。逆に抱きしめるなんてのもユーモアがあっていいですね。ワンパタンでなく、そうやっていろんな対応の仕方をしてやるといいかもしれませんね。親だけでなく、いろんな人と接するというのは、それだけでもいいですよね。

あまりに強く押しつけると、「いい子」になりすぎてどこかを抑圧してしまう子に育ってしまうので、私も叱り方を考えなくてはいけないのですが、普段は、本当に虐待に近いくらい怒鳴ったりはたいたりしてしまうこともあるので、気を付けようと思っています。まあ、幸か不幸かうちの子たちは、そんな心配をするほど「いい子」には育っていませんが、ただ、二人ともまだ言葉で自分の気持ちをうまく表現できないという点では、やはり体や行動で、自分の不満な気持ちを表すところが多いので、よく見て、その辺の気持ちをくみとってやることと同時に、できるだけ自分で言葉にしていけるような「教育」が大事かなと思いますが、どうやってそういう子を育てられるのか、なかなか難しいものです。
またゆっくりお会いしてお話したいです。
[2011/01/09 17:04]| URL | カメ #- [ 編集 ]
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