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問題行動・解決編
さて、その資料なんですが、
関西福祉科学大学の佐久間徹先生という方の講座の記録です。

本当は、そのまま全部載せればそれが一番いいのでしょうが、
なにしろ、長いので、ちょっと、ブログでは難しい。
それに、ブログの中で、人の文章(この場合は、口述の記録
ですが)を勝手に使うのは、いろいろ問題がありそうだし・・・

というわけで、わたしなりに、心に残ったところを
かいつまんで、皆さんにお伝えしたいと思います。
わかりにくかったら、ごめんなさい。


前半は、「応用行動分析」とか「オペラント条件付け」
などという、心理学の用語が出てきて、
心理学好き(?)の私は、アイのこと抜きで、
興味深く読みましたが、あるいは、あまりそういう話には
ピンとこないという方も多いかもしれませんし、
私自身、そんな理論通りの手法で、子どもを完全に
コントロールできると、簡単に言い切っていいのだろうか、
と、やや冷めた視線も向けていました。

結論から言うと、かなりの確率で、
子供の行動はコントロールできるようなので、
この「手法」の部分も、相当参考にはなると思います。

まずは、前に、通園の勉強会でも聞いたことがある、
「子どもの行動には、必ず意味がある」ということ。
大人にとっては「問題」行動に見えることでも、
あるいは、無駄な行為に見えても、
当の本人にとっては、必ず意味がある。


例えば、子どもがかんしゃくを起こす場合。
かんしゃくを起こすことで、目的物を手に入れた、
そういうプラスの結果が一度でもあるから、
また繰り返す。
理論的に言えば、かんしゃくを起こしても、
全く無視して、毅然とした態度を貫けば、
もうしなくなる。
でも、実際に、そこまできっぱりとはできない。
では、どうするか。

かんしゃくには、興奮の強さに波があるので、
よく観察して、興奮の下降期をねらって、
子どものいうことを聞く。目的物を与える。
興奮のピークでは、報われずに、
下降期に目的達成するとなれば、
だんだん行動も、興奮がおさまる方向に向かう。
というもの。

それと同様に、「待つ」こと「我慢」も
待っていれば良いことがある(ほめられる、とか)
ような強化作用があれば、子どもに
「我慢」「待つ」ことを身につけさせるのは
割と簡単なことと、先生は言われます。

しかし、思い違いをしてはいけない!

と、ここから、ぐっと、この佐久間先生個人の、
熱が入ってくる部分なのですが、

『「待つ」こと「我慢すること」は、人間にとって、
大切なことではない』

と、先生は言い切ります。

それを続けていったら、どういうことになるか。
『子どもは、ただただ無気力になるだけなのです』

『たいせつなことは、我慢などではなく、
よくよく考えてみると、
「わがまま」ということこそが、
実は人間にとって一番大切なことなのです


「わがままを、ちょっと見方を変えれば、
困難を乗り越えるという、初志貫徹、
目的達成のための素晴らしい行動なのです』

「ハンディキャップがある子どもは、生きていく上で、
健常児以上にたくさんの困難を乗り越えて
生きていかなければならないのです。
そうすると、子どもというのは、
もっともっとわがままにしないといけないのです。』

・・・・

私にとっては、これらの言葉は、衝撃的でした。
まさに「目からウロコ」。
アイのこともだけど、
自分の生き方をもまた、併せて考えてしまったくらい。
私、小さい頃から、我慢強い「いい子」でしたから・・
もっと「わがまま」になってもいいかな?なんて・・・
(アレ?もう十分やってますかね?・・・
 夫を置いてNZにも行ったくらいだから・・)

それはともかく、ほんと、
大人が扱いやすいように、子どもをコントロールすることは、
表面的には、いいしつけのようで、
本当に子どもを育てることにはならない・・・

うーむ、とうなってしまいました。

前に、通園での勉強会(上記とは別)で、講師の先生が、
「生きやすい子を育てなさい」とおっしゃった言葉に
ひっかかったお母さんが少なからずいました。
「それは、単に、まわりの(世話をする)人間にとって、
扱いやすい子、という意味何じゃないの?
子どもの人格を認めていないのでは?」と。
私は、その「生きやすい」の意味を、本人が
楽しく幸せな気持ちで、「生きる」ことがしやすい状態、
という意味に取りたいな、と思うことにしたけれど、
その先生は、どういう意味でおっしゃったのかは
わかりません・・・

あ、話がそれましたが、ほんと、親にとって、
大人にとって、扱いやすいのを「いい子」としてしまうと
間違ってしまうかもしれないなー、と改めて強く思いました。


もちろん、マイナスに働くわがままもあるので、
良い方向にわがまま出て行くように伸ばしていく、
というのが、まさに子育ての醍醐味で、
それは簡単なことではありませんけれど・・・

それから、これもアイに時々みられるのだけど、
「とびだし」についてのお話。
(長くなるので、興味のない方、読み飛ばしてください)

  * * *

アイは、興味のないことだと、すぐに脱走しようとします。
今年は去年よりはぐっと進歩して、
たいてい逃げていた感触遊び(スライム、小麦粉粘土など)も
あまり逃げずに積極的に取り組むようにはなってきたけど、
先日の染紙では久しぶりに脱走・・・

これは4つほど原因が考えられるので、
その原因別に対策が書いてありました。
(1)居心地が悪い
→一人で落ち着いていられるコーナーを作る、
 補助の先生などが一人ついて、お気に入りのことをさせる
(2)外に引きつけられるものがある
→その目的物について満足する工夫を考える
(そのものでなくても、写真で満足する場合も・・)
(3)大きな不安をかかえている
  ・・障がいのある子には、このケースが多いそうです
→「静かな抱っこ20分」
(出すのが惜しいくらいの、効き目のある秘策だそうです)
 1.最初は無理やりにでも膝の上に乗せる
  (大きな子どもはイスか下に座った状態で)
 2.2回目に立って離れようとしたら、手を放す。
   この時2メートル以上離れたら、間隔をあける。
   近くでうろうろしているなら、もう少し無理を
   してもよいということで、それを目安に
   根気よく繰り返していくと、
   膝に乗っている時間が長くなる。
   膝の上に乗せたまま、何もしないでいられれば
   それが一番いいけれど、テレビを見る、
   絵本を見る、手遊びをするなどして、
   最終的に、子どもが力を抜いて
   リラックスして良い気分になる。
   その状態で20分。
(4)注意引きが目的
 大人の感覚では、「承認」と「罰」の間に
「何もしない」があると思いがちだけれど、
 子どもにとっては、「何もなし」=「無視」で、
「無視」というのが、一番耐えられないこと。

 子どもが、いくら叱られても同じことを繰り返すのは、
 子どもにとっては、叱られること以上にイヤなのが、
 無視されることなので、
 何も言われないか、叱られるか、の二者択一なら、
 叱られる方を選択してしまう、ということらしい。

 だから、例えば「イスに座っている」という
「当たり前のこと」をしていても、
 それを当たり前の状態ということで、何もしないのでなく、
 注意を向けて、ほめるとか声をかけるとかすれば、
 そこにプラスの強化作用が働いて、
 とびだしで注意を引きつけることはなくなっていく。

  * * *

こういう具体的な対処の仕方も、とても参考になりましたが、

「反抗期」とか「扱いにくい」というのは、
自分の気持ちや意識という、自我が出てくるから。
でもそれをうまく表せない。それは健常児でも同じ。
成長のためには必要な過程、
ということを、改めて認識させられました。

さらにおまけで、私のような、ずぼらな母には
嬉しいお言葉が・・・

それは、「偏食について」

簡単に言うと、健康上に問題がなければ、
偏食で他人に迷惑をかけるわけでなし、あまり
気にするな。という、心強~い、お言葉。
(私の勝手な解釈じゃないですよね、ウッキィ~ちゃん?)
『食事のしつけの一番重要なことは、おいしく食べることです。」

やったー、これなら、自信あるわー。
いや、料理の腕じゃなくて、アイは、いつも
「オイシイ」「オイシイ」と言いながら食べてくれるもの。
なーんて、時には、食べないで言うこともあって、けして
味のことを言っているわけではないようだけど・・
(食事の時に言う言葉、というぐらいは、わかっているらしい)

でも、その後に続く
「人間の生活で、食事は人間の心を育てる一番大事な
作業です。・・(中略)「だれかと一緒」が子どもにとって
もっとも重要で決定的なことになります。次に重要な
ことは、楽しく食べるということになり、
おいしいかどうかは3番目になります』

となるくだりで、ちょっと、アイに食べさせることに
気をとられていて、兄ガメの食事が、かなり
ほったらかし(父親も遅いので、3人で食事することが
多いのだけど、「お腹すいた」とうるさい兄ガメの分は
最初に全部用意してしまうことが多く、一人で黙々と
食べるのに慣れてしまった・・)だったので、
かなり反省もしました。

ま、このように、ちょっと耳の痛い部分もあったけれど、
この先生の言葉によって、ほんと、ここんところ
アイに手を焼き始めていた私には、
かなりの特効薬となり、肩の力を抜くことができました。
(まだアイに対して、何も実践はしてませんけど、
 アイの行動に対して、見る目が変わったような・・
 通園では、やっぱりイライラしてしまうけど、
 前みたいに後ひかないから・・・)

ウッキィ~母さん、
貴重な資料のご提供、ありがとうございました!

だらだら長い割には、かなりはしょっているので、
資料を読んでいない皆さんには
わかりにくい説明になってしまったと思います。
どうぞ、お許しを・・・










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[2006/07/13 01:34 ] | 子ガメ(アイ) | コメント(8) | トラックバック(0)
<<アジサイ | ホーム | 反抗期?問題行動?>>
コメント
なるほど…こういう内容でしたか。
_(._.)_
カメちゃんから、エリさんの新聞を送ってもらったお返しにと…
通っている「子供の城」の会報を送ったのでした。
え~っと、寝る前に読んでいた私には前半の「応用行動分析」は睡眠薬でした。
そして、まだMayuは歩かないし「問題行動」も今のところピン!とこない状態。
何気なく送ったものだったのに恐縮ですv-14
読みやすくブログに載せて下さってアリガトウ♪

コメントしていたら…Mayuが絵本のカバーをかじってますv-12
これって問題行動かしら~?
しばらく見てから、止めさせましょうか。
[2006/07/13 18:06]| URL | ウッキィ~母 #- [ 編集 ]
周りのダウンちゃんや知的障がいがある子も
親が無視するのが一番こたえてる。
でも そこで『謝る』という行為だけを覚えて 本当に反省していないと意味が無いよね。
出来たらアイちゃんには 出来て当たり前の事を たくさん誉めたりして アイちゃんの心にもカメちゃんの心にも穏やかさを持っていて欲しいなって思います。

障がいがあると 問題行動は余計に目について見えると思います。
健常の子だったら気にならないような事まで気になっている事もあるかと思います。
あまり神経質にならず 時々思い出しながら アイちゃんと楽しい時間を過ごせますように。

あ、私お礼してないわ~v-356 いつかBIGなものを・・・i-229
[2006/07/13 22:38]| URL | may #yErO6BWs [ 編集 ]
e-365ウッキィ~母さま
なんか、こんなに長くなってしまって、せっかくの良い資料も、読みづらい紹介になって、ごめんなさい!どうも、時間のある、夜中に書くと、ダメだわ。最初、感動した部分だけ書いてみたのだけど、だんだん欲が出てきて、あれもこれも参考になる内容だし・・・と、とうとう全体を書いてしまいました。
ちょうど、その時期にあたる人でないと、あまりピンと来ないかもしれませんね。むしろ、アイより上の、集団生活に入っているお友だちの方が、こういうお話を聞くと参考になるのかもしれません。

Mayuちゃん、絵本は食べない方が・・・それは、様子見ないで、やはり、別のものと交換した方がよさそうね。(アイは、よく紙を食べてしまい、ウ○チから出てきたことありました・・)絵本は高いしね。(^ ^;)
[2006/07/14 05:49]| URL | カメ #1CgDq8ng [ 編集 ]
e-365mayさま
長いのを読んでくれて、両方にコメントありがとうね。

私も、上の子はほめたりないなーと感じてても、アイは随分ほめているつもりだったのですが、そういえば、最近は、前ほどいちいちほめなくなっていたかもしれない。それに、家だとベタボメしても、外では、つい人の目もあって、そんなにほめないから、よけい物足りないのかもしれません。

そう、障がいがあると、どこまでがその子の性格で、どこの部分が障がいなのか、悩んで、「普通」の成長過程の困り事も、ついつい深読みしたりしてしまうのかもしれません。難しいですね・・・

お礼は、ぜひ、食べ物で・・・なーんて、ウソウソ。ウッキィ~ちゃんには、ダウン症協会の会報のコピーなども入れて、もっと大量に送っていたので、気をつかわせちゃいましたが、mayちゃんは、どうぞ、気になさらずに! 毎日のブログで、もらってるものの方が多いから。
[2006/07/14 06:01]| URL | カメ #1CgDq8ng [ 編集 ]
まずは、お引越しおめでとう!これからも楽しみにしています。私の相談にものってね。
ウチのちぃも同じ!お返事もパンツはくのも、体操も前はちゃんとやってたのに、やらなくなったの。きっと、この子にとっては遊びなんだろうなぁと思ってた。「できる」ことはもうつまんないって感じで・・・。
そのかわり、新しく覚えたお弁当の後片付けなんかは、これまた新しい遊び!と思ったのか真剣にやってた。(できるとすごい誉められるしネ)
アイちゃんは、とっても賢い子だよ!今いっぱいいっぱい新しい楽しいこと探してるんだよ。
資料、とっても参考になりました。ちょっとムズカシかったけど・・・。
そういえば、独り言の対処法はのってなかった?あったらゼヒ教えてくださいまし。
[2006/07/14 15:23]| URL | ゆっきぃ #- [ 編集 ]
e-365ゆっきぃさま
こんなに長いの読んでくれて、ありがとう。ちょっと「引越」して早々に、とばしすぎてしまいました(笑)
なるほどね。「できた」ことには興味なくなって、新しいことを求めているのかもしれないね。子どもにとっては、すべてが「遊び」・・・なるほど! そういう発想で見るといいんだね。ありがとう!
「ひとりごと」の方は、まだどう解釈していいのか、「解決編」がみつかっていません。そして、アイの場合、こっちの方が実はかなり気になっているんだけどね。あれから気をつけて見ていたら、バイバイはいいけど、手遊びで、手を裏返してやることに気付いたし、うちもよく回ってるし・・・・e-263
こちらこそ、何か参考になることあったら、教えてね。
[2006/07/15 05:47]| URL | カメ #1CgDq8ng [ 編集 ]
感動でした!
お引越しおめでとうございますv-411今日の解決編は、娘の解決編のようでした。小学校生活でかなり友達とギャップがあるこの頃、心をうまく表現する唯一の方法は固まってしまうこと。それをわがままと思われがちなのをどう先生に説明しようかと悩んでいました。だからこれ読んだとき、とっても感動!!やっぱり、娘の心は間違っていないし、それを通そうとする固まる(問題行動?)わがままはいいんだぁ~。だって、いつもその理由は母を思う心なんだよ。きっと学校では、先生や友達になるのかな。でも全てそうとも限らないみたいだけど。
カメさん、ありがとう!!
[2006/07/15 10:41]| URL | エリ #- [ 編集 ]
e-365エリさま
エリさんが、そう言ってくださって、私も嬉しいです。たぶん、まだ小さいお友だちのお母さんたちには、ピンと来ない話題だったなー、と思いつつ、自分が感動したので、つい夢中で長々と書いてしまったのですが、一人でも、参考になった方がいれば、書いたかいがあります。
これから、たぶん、保育所や学校に行くと、もっともっとこういう集団行動の中での「問題行動」と思われるものが出てきて、母としても、小さい頃とはまた別の悩みが出てくるんだろうなー、ということが、最近実感としてわかりかけてきたところです。
でも、こうして、いいお話に納得しても、日々、思うように動いてくれないアイには、ついついイライラしてしまう私。またいろいろ教えてくださいね。
[2006/07/15 11:49]| URL | カメ #1CgDq8ng [ 編集 ]
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