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プチ旅行
前に書いた通り、この夏は
私が土日以外はずっと仕事ですし、
6月・7月に祖母の葬儀と法要で、
数年ぶりに父ガメも含めて
私の実家(岐阜)に往復を2度もしたので
金銭的にも相当な出費だったこともあり
帰省も、遠方への旅行もナシの予定で、
それでは子どもたち、夏休み何にもなくて
かわいそうなので、どこか近場でいいから
連れて行ってやりたい(というか、親が行きたい)と思い
スケジュールを見たら、
なんと夏休み中、唯一何も予定のない土日は
この週末だけだと気付き、急きょ、2日前ぐらいになって
ネットでさがし、バタバタ宿を予約して、行ってきました。

ほんと近場で、「旅行」というほど
車に乗っている距離もありませんでしたが
家族でいい時間を過ごしてこられて、大満足でした。
夏休みも私が平常出勤のために、
いつも朝はバタバタなので
土曜日はまず、たっぷり朝寝坊して
(と言っても、暑くて7時半頃にはみんな
 起きてきてしまいましたが・・)
ゆっくり朝ご飯を食べ、洗濯をしてから・・
という具合で、おじいちゃんの用足しに車出したり
父ガメは、お昼近くなってから、ずっとしてなかったからと
オイル交換に行ったりで
結局家を出たのはお昼過ぎ。

我が家の”旅行”は、まずコンビニで
オヤツなど買い込んでから始まります。
今回は、ほんとに近くてたいして車に乗っている時間もないので
食料なんていらないくらいなんですが、
このコンビニ買い物が父ガメの楽しみの一つですから
そこは、はずせません。
相変わらず、食べきれないくらい買い込みました。

前に日帰りで遊びに行ったのと同じコースで
あまり「旅行」気分の出る道ではありませんでしたが、
それでもだんだん山奥に入っていくと
美しい山や川の景色に囲まれ
少しはドライブ気分を味わうことができました。

寝たり飽きたりする間もなく、宿に到着。

そこは、兄ガメが小さい頃、知人に連れてきてもらったところで
元々はスキー場なんですが、夏場もそれなりに遊べます。

まずは、テレキャビンという名前の小型ロープウェーで
山の上に登ってみました。

テレキャビン


観覧車もダメという兄ガメと父ガメは、
もっと高くて揺れるこの乗り物に、顔が引きつっていましたが
(もう二度と乗りたくないと言ってました・・)
高い所大好きな私とアイは、とても楽しめました。
そんな高い山ではなくても、標高1100mということで
さすがに地上よりは、風が涼しく気持ち良かったです。
残念ながら、曇っていて、霧も出ていて
遠くの眺めは見られませんでしたけど。

山頂

一応県境らしい・・というので、兄ガメが
2つの県をまたいで立つ、のポーズです。

でも、相変わらず、家族といるときは、めったに口をきかない兄ガメなので
最初、足を開いてそこに立って、ニヤニヤしているだけなので
何なのかよくわかりませんでしたが、標識を指さされて
あー、そういうことねとわかりました。
(そのくらい口で言えよ~、なぜ全て家ではジェスチャーなんだ!?)

後ろに見える青い網の建物(?)は、なぜかカブトムシの館。
昆虫好きの子どもたちのために特設されたものでしょうが、
何しろ、高い所と同じく、小さい頃から虫嫌いの兄ガメ。
ふーんと見回ってはいましたが、もちろんさわってみようともしません。
そばで小さい男の子が大興奮していたのに・・
アイの方が興味津々で、手を伸ばしていました。

降りてきてからは、兄ガメはやはり地上のものがいいと、
これもたぶんスキーの駐車場を利用して特設されたカート場へ。

兄ガメ、スピードの方は平気らしく、結構な速度で回っていました。
何度か兄ガメ一人で乗って(他にお客さんもなく)
最後にアイも乗りたいというので、一緒に乗せてもらいましたが
こちらは、かなりのスピードにアイの方がひきつっていましたけど
兄と乗りたい一心で、一生懸命ハンドルにしがみついてました。

カート

係りのおじさんが、最後は一周おまけしてくれました。

宿にもどってからは、ホテルのプールにアイと行きました。
もう夕方でほとんど人が上がっていくところで
これも貸し切り状態で入っていました。
もう一組だけ、小さい男の子の兄弟が入っていて
帰国子女か何からしく、英語で会話してました。
でも、私たちに話しかける時は、ちゃんと日本語で
こんなに小さいのに、バイリンガルなんだ~と感激しちゃいました。
(ちいちゃい子の英語って、かわいくて大好きです)

そして、プールから上がると、夕食。
なんと隣の席には、プールで一緒だった親子。
やはり家族では英語で話していたけど
向こうも気付いて、ニコニコ挨拶してくれました。

さて、夕食後も家族連れには盛り沢山なサービスが。
まず、小学生以下の子には、花火がもらえて
(兄ガメ、残念!!でも、実際にやったのは
 ほとんど兄ガメでした。アイはまだちょっと
 おっかなびっくりで、線香花火だけ自分で持ちました。)
ホテルでバケツやマッチも用意してくれて、
ホテルの庭でささやかな花火を楽しみました。

その後8時には、ホタル鑑賞に行きたい人フロントに集合で
父ガメが、「たぶん、申し込んだのうちぐらいだと思うよ」なんて
言ってましたが、うちの他にもう一組男の子とお母さんがいて
それでちょうどいっぱいになるくらいの、小さなマイクロバスで出発しました。

真っ暗な山の夜道で、林の中の背の高い木々の間の細い道を通る時には
なんだかトトロの猫バスに乗っているような気分で、
とても車など通り抜けられそうもないように見える細い道を
すいすい走っていくので、それだけで、なんだかスリリングでした。

さて、こんもりした茂みと田んぼに囲まれたところに着き、
車を降りましたが、かすかにいくつか、あれがホタルかな~
と思う光が見える程度で、まあ、こんなものかなと思っていました。

ところが、車のハザードランプを点滅させると、
どこからか湧いてきたように、空にホタルがたくさんん現れ
ふわりふわりと、こちらに近づいてき始めました。
最初、ホタルを見るのに、なんでまぶしいライトなんかつけるのだろう?
かすかな光をみるのにライトなんて邪魔になるのに・・と思ったら、
そのライトの点滅が、オスのホタルの
メスを呼ぶための点滅に見えて、
遠くからでも、メスのホタルが寄ってくるのだとか。

運転手さんが、段ボールなどで、ライトをカバーし
明るさを調節し
点滅だけわかる程度にしてくれたら、
まあ、ほんと、星が降ってきたように
あたりの暗闇をたくさんのホタルが舞って
今まで見たことのない幻想的な風景になりました。
思わず大人も「すごーい!」「きれい!!」と
簡単の声をあげていました。
家の近くでやる、養殖のホタルをその日だけ持ってきた
「ほたるまつり」なんかのホタルとは全然光景が違います。
ほたるまつりのホタルはほとんど葉に止まっていますから。
ホタルがこんなに夜空をたくさん舞う様は、子どもの頃でも、
見たことがなかったかも。


ホタルは車や人の方にも寄ってきて、
車にも止まったり
一緒に来た男の子の帽子にも止まったので、
その子は、「すごーくしあわせ!」と言ってました。
兄ガメと違って、こんなふうに、言葉で気持ちを表現できるのって
いいなと思う反面
兄ガメには、小さい頃、こういう自然の中での体験など
ほとんどさせてやらなかったなあという後悔の念にも襲われましたが、
とにかく、この日、家族みんなで、こういう素敵な感動的な景色を見る
という体験を共有できたということは良かったなと思いました。
ま、兄ガメは相変わらず何も言葉では言わなかったけど。

アイは暗闇がこわくて、ずっと抱っこでしたけれど、
それでも、ホタルが舞う幻想的な様子に、「きれいね~」と言いながら
眺めていましたし、車のライトのところに止まったホタルを
間近でじーっと見て、さわろうとしてました。
後で、「頭が赤くて、体が黒くて、おしりが光っていたね」と
正確に説明して、よく見ていたなと感心しちゃいました。

夜は一応温泉にも入って、たった半日でも
なんだか盛り沢山で、大満足の一日目でした。

翌朝は、朝食後、ホテルのすぐ前のゲレンデを利用した
パターゴルフに挑戦。

パターゴルフ

最初アイもやると言ってきかないので、
アイにもやらせてましたが、さすがに暑くて
5ホールぐらいでさっさと脱落し
父ガメとジュースを飲みに行ったので
兄ガメと二人で勝負となりました。
兄ガメは野球のスイングっぽくて
まだまだ私の方が上手だったかな。
小さな、ほんと子どものお遊び程度のパターゴルフと
思っていましたが、結構18ホール終わる頃には
かなり登ったり降りたり歩いて、いい汗をかきました。
(ま、ただ立っていても暑くて汗が出る日ではありましたが)
何より、ふだん、「勉強しなさい」しか
声をかけることのない兄ガメと
そういうの抜きで
一緒にゴルフを楽しめただけでも良かったです。

その後、小さい子向けのバッテリーカーに
兄ガメが付き合いました。(結構楽しそう)

ミニカート

が、物足りなかったらしく、また前日のカートにも
乗りに行きました。

午前中たっぷり遊んで、ホテルを出て、
近くの”名所”、間欠泉を見に行きました。

10分に1度しか吹き上がらないので
待ち時間の方が長かったですけれど
まあ、熱湯が吹き上がるということで
地球内の燃えるマグマの存在を
認識できた・・・かな!?
とりあえず、定番の温泉卵はお土産に買って帰りました。

途中有名な道の駅にも寄りましたが
あまりに混んでいて、お店に入る気にもなれず
そこの名物らしいお菓子だけ買って
あとはさっさと家まで帰ってきました。

2時には家に着いて、午後はまた
洗濯やらいろいろ雑用もできて、
なんだか有意義に時間を使えた二日間でした。


子どもたちのためというより、
私たち親が思い出作りに付き合ってもらった
という感じがしないでもありませんが・・・、
これで、この夏のお楽しみは終わりと思うと
ちょっとさみしいし、子どもの日記も
毎日同じでつまらないよな~と思いますが、
また明日から頑張る活力になったかな。

* * * *

ちなみに、今日は夏休み唯一の平日休みでしたが、
小学校のプール当番と、中学校の家庭訪問が
入ってました。。。ふう。

夏休みの自由解放のプールには
付き添いがないと入れないアイですが、
プール当番の日ぐらいと思って
夏休みのプールに、初めてアイを連れて行きました。
本当は、監視を100%集中すると
アイを見ているわけにはいかないのですが、
まあ、遠くからちょこちょこアイの姿を確認しつつ
時々ハラハラしつつ見ていましたが
プールの浅いところなら、ちゃんと足もついて
一人で歩いたり、縁につかまってバシャバシャやったり
お友達と水かけあっこしたり、仲良しの6年のお姉ちゃんたちに
抱っこしてもらって、鬼ごっこに参加したりと
最後まで楽しんでいたようで、一度も母がかけつけるような
場面もなく、良かったです。

その様子を、校長先生も時折見に来てくれて
「授業では、担任の先生に抱っこしっぱなしですけど
 ちゃんと自分で歩けますね。」と言ってくれて、
あのいまわしいライフジャケットなどなしで、
十分楽しめる、危なくない、というのを
見てもらえたのは良かったです。

とは言え、問題は、プールの中よりも、
着替えと、始めと終わりに浴びる冷たいシャワー。
水着は濡れると特に着替えづらく
アイのちからでは、なかなか脱げません。
冷たいシャワーは、こんなに嫌がるとは知らず
今日初めて、お姉さんたちが誘っても嫌がって
逃げ回っている様子を見て、
やはり、手がかかるのは事実だなと思いました。

プールの付き添いについては、今、いろいろあたっていますが
今年すぐに間に合うように見つけるのは難しいかな。
でも、あきらめないで、いろんなところの門をたたくことの
大事さを、ブログの先輩、ショウガイ児の親歴先輩でもある
mayちゃんから教わりましたので、
まためげずにいろいろトライしてみたいと思います。



家庭訪問の方は・・・
案の定、夜は兄ガメとバトルになりました。
別に目新しい内容はなく、わかりきったことばかりでしたが
それでも、だんだん腹が立ってきて・・

はあ~・・どうやったら、ほめて育てられるんでしょう。
だって、怒りたくなるようなことばかりしてくれるんだもの、
というか、何もしないで、無為に時を過ごしていくんだもの。。。
アイより、前途多難な気がします。。。









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[2010/08/02 22:27 ] | 家族・子育て | コメント(7) | トラックバック(0)
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コメント
旅行に行かれていたんですね!
もしかして、鬼首ですか?

家族で旅行いいですね~。
しかも、自然いっぱいで、自然のホタルなんてこっちじゃ到底見られないので、羨ましいです。

そして、アイちゃんとお兄ちゃんのツーショットはいつ見ても微笑ましいですね^^
[2010/08/02 23:42]| URL | ゆかち #- [ 編集 ]
楽しい夏休みですね
ホタルの乱舞など、感動的な旅行で、よかったですね。

子供と感動を分かち合うことって、とても大切なことだと思います。

アイちゃんも、お兄ちゃんにカートに乗せてもらって、頼りになる兄という感じでした。


兄ガメくんのことで、無為に時間を過ごしているとありましたが、私も、ぼーとしているのが好きなので、恥ずかしくなりました。

カメさんは、精力的に動き回ってみえるので、ブログ読んでは、私も頑張ろうとエネルギーをもらっていますが、とても、カメさんレベルには、到達できません。

努力することと、向上心を持つことは、とても大事なことだけど、教育相談の仕事をしていると、毎日、学校へ行って、卒業することが、
いかに大変なことなのかと思えてきます。

自分の子供になると、そうは言っていられないのというカメさんの気持ちも分かりますが。。。
カメさんのDNAを持つ兄ガメくんは、長い目でみれば、絶対、大丈夫という気がします。










[2010/08/07 00:35]| URL | まこ #- [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2010/08/07 01:06]| | # [ 編集 ]
とても楽しそうな旅ですね!
そういう自然あふれるところに私も行きたいな~。
アイちゃんのホタルの観察力もすごいですよね。うちの娘もそうだけど、そういう体験的に感じたことは忘れることはないので、きっといつまでも思い出にしてくれると思います。

プールの件では、私が近かったらアイちゃんのお世話できるのにな・・ってほんとに思いました。私のように思う人が必ずどこかにいることでしょう、あきらめず、良い方向に進行するといいですね。

兄ガメ君はお家ではしゃべらないんだ・・まぁ順調な成長なのでしょうね・・でも無言で県境をアピールするとこなんか、まだなんかちょっとかわいくて、思わず吹きだしちゃいましたよ^^
私も兄には褒めるところが見つからなくて悩みます、でも愛こそすべてですよねっ。愛する我が子を応援しましょ。
[2010/08/07 09:42]| URL | tiisai-ningyo #- [ 編集 ]
ゆかちさんへ
ピンポン!さすが、スキー上級者ですね!
スキーと言えば、
兄ガメが、そこが元々ゲレンデだということを知って
ちょっとスキーにも興味を抱いたようで
「スキーしてみたい」なんて言ってたので、
この冬はスキーにも連れて行ってやりたいと思うのですが
父ガメがダメだろうし、雪道の行き帰りも不安だし
某高校みたいに学校でスキー教室でもやってくれないかなー
なんて他力本願なこと考えています。。。
いつかこちらの方にスキーツアーに来ることがあれば
ぜひお誘いください。
[2010/08/10 21:50]| URL | カメ #- [ 編集 ]
まこさんへ
う~ん、我が子については、ほんと「愚かな母親」の典型を
地でいってしまいます。まず認める、受け入れる、ということが
大切と思っていても、顔を見れば文句が先に出てしまって・・

ただ、時間を無為に過ごすというのも、主体的ならばいいのですが
うちの子の場合は、ゲームやテレビに取り込まれているだけで
まあ、いわば操られ、中毒になっているようなものなので
真剣に「ゲーム脳」とかキレやすい脳とかになっていることを
心配しています。まこの場合は、ちゃんとやるべきことは
やった上での、選び取った無為の時間ですから、全然違うと
思うんです。

もちろん、私のように、自分はいかにも働いてますと
忙しいことを自慢げに語る(というつもりはないんですが
少しのことも大変に感じやすい体質で、大げさに愚痴る)
傾向も、それ自体が他の人を非難するようにも聞こえて
後から振り返ると恥ずかしくなりますけれど・・・

まあ、でも、本当はもう少しあるがままを受け止めて
あげたいのですが、今の中学校は、提出物から何から
「観点別評価」の名のもとに、すべて点数化するので
親も息苦しくなります。こんなにすべてをカンペキにこなせる
中学生ばかりだったらコワイな、とも。
それでも、完全にそこから脱落する勇気もなく
今日も相変わらずお尻をたたいています。。。
[2010/08/10 22:09]| URL | カメ #- [ 編集 ]
tiisai-ningyoさんへ
いつもtiisai家の大自然の中のキャンプなど
うらやましく思っていたので、少しでも
家族で自然に触れる体験が共有できたのは
嬉しかったですが、まだまだですねー。

プールの件では、ほんと、私にもっと勇気があればとも
思いますが、なかなかご近所でも、頼みづらくてね・・
夏休み中、一度ぐらい何とかしたいと思っていますが。

こじかくんは、いろいろお話してくれるので
ほんとうらやましいです。それだけ家では安心して
自分を出せて、居心地のいい場所なんですよね。
うちは、逆に友達どうしの時には、結構おしゃべりなくせに
ほんと家族には、お前は口がきけないのか!と言いたくなるくらい
「ん」とあごで(?)意思表示するのがクセになっています。
アイよりコミュニケーション取るのが難しいです・・・
でも、めげずに愛を伝えていかねばっ!ですね。

[2010/08/10 22:19]| URL | カメ #- [ 編集 ]
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